ガラス工芸に宿る詩と技の継承 「エミール・ガレとパート・ド・ヴェールの系譜」展

本展では、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家エミールガレの作品と共に、パート・ド・ヴェール技法を用いて独自の表現を追求した作家たちの作品もご紹介します。ガレは、植物や昆虫など自然界のモチーフに詩情を重ね、ガラスという素材に哲学的な思想と深い感性を吹き込みました。
その作品群は、19世紀末から20世紀初頭にかけての芸術と科学、自然観と装飾美の融合を象徴しています。
一方、アルジー・ルソーやアマルニック・ワルターといった後続の作家たちは、
パート・ド・ヴェールという鋳造技法を用いて、幻想的で彫刻的な造形を展開しました。
彼らの作品には、ガレの精神を受け継ぎながらも、アール・デコの時代精神を映し出す新たな美の探求が見て取れます。
本展では、ガレから始まるガラス工芸の系譜をたどりながら、光と色彩、質感と形態が織りなす豊かな表現世界をご堪能いただきます。