ガレ&マイセン 「ガラスと磁器の世界」展
フランスを代表するガラス芸術家エミール・ガレ。デビューの場であった1878年のパリ万博に葛飾北斎の「北斎漫画」から引用したジャポニズム作品などを出品し、その斬新さが高く評価され銅メダルを受賞しました。続く1889年、1900年の万博ではグランプリを受賞しガラスを芸術の域に高めることに成功しました。
ドイツの名窯マイセン。1710年にヨーロッパで初めて磁器の制作に成功し、その後も圧倒的な技術力と造形美に磨きを懸けました。気が遠くなるような時間が費やされ完成される「スノーボール」の作品はヨーロッパだけでなく世界中から絶賛されました。300年以上の歴史を誇るマイセンの窯からは、様々なスタイルの作品が生み出され今日も愛され続けています。
今展では、「ガレ」と「マイセン」のガラスと磁器約50作品を通しフランスとドイツが誇る精緻な美の世界をご堪能いただけます。