鶴見輝彦コレクション「アール・ヌーヴォー&アール・デコ」ガラス展
鶴見輝彦氏(故人)は鶴見歯科学園(現、みなとみらい学園)の創立者であり、公益財団法人「鶴見輝彦育英会」の設立者です。同財団は主に歯学、医学系の大学生、専門学校生を対象に奨学金の貸与を行っています。 また、鶴見氏はガラス工芸作品の収集家としても知られており、作品を学生に公開していました。その背景には歯科系専門職に求められる資質の一つとして、芸術的な要素、感性を重要視していたことが有ります。歯科技工とガラス工芸には「焼成、研磨、色調」等共通する要素があり、そこから「審美眼」が養われるとの考えがありました。事実、19世紀の著名なガラス工芸家の一人、アルジー・ルソーは歯科技工士でした。 今展ではガレ、ドーム、ルソーなどのアール・ヌーヴォーからアール・デコ期のガラス作品を約50作品展示いたします。ぜひご高覧下さい。